今日は「アロマフランス」さんで開催された、ゼラニウム蒸留会に参加しました。
「蒸留会」を開催していることは小耳にはさんでいましたが、この「蒸留会」人気があるのです。今回タイミングよく参加できたので緊張しています。クレイの時とは、またメンバーが変わるのでドキドキです!
それでは蒸留会のはじまりです。ここからは「ゼラニウム・ローザ」と4時間の旅に出かけましょう!
目次
水蒸気蒸留法
今回は水蒸気を使ってゼラニウムを蒸留していきます
下の丸いところに水を入れて、棒状の部分に植物を入れて、コンロに火をつけて水蒸気で植物の成分を抽出する方法です。
※根の部分を出すときは、丸いところに根を入れて筒の部分は外して、植物の成分を抽出します。
ここでのポイント
① 植物を蒸留する時は、ゆっくり蒸留すること。
ゆっくり蒸留することで植物の芳香成分を抽出することができる。
② 火は電気でないものが望ましい。植物を蒸留する時はブクブク沸騰させたくないので、
細かく温度調節できる直火の方が良い。
③ 蒸留でとれたハーブウォーターは汚染されやすいので、機器の消毒と蒸留した
ハーブウォーターのビーカー等はラップをして「不純物」の混入を防ぐ。
※植物の種類によって、蒸留方法は変わってきます。
ローズゼラニウム
学名:pelargonium graveolens
「pelargo」はギリシャ語で「コウノトリ」を意味しています。果実の突起がくちばしに似ていることから由来しています。
また「graveolens」に関しては「重い香り」といった意味があります。
ゼラニウムは温帯から熱帯に自生する多年生草本植物です。
バラの香りの芳香成分「ゲラニオール」「シトロネロール」を含むことから、特に葉からはバラのような香りがします。
(ローズゼラニウムはフウロソウ科であり、バラはバラ科になります)
分泌腺毛が表面を覆っており、この分泌腺毛からバラに似た香りが分泌されています。
主な生産地は、エジプト、フランス、モロッコ、中国、など
ローズゼラニウムは挿木で簡単に増やすことができます。
ローズゼラニウムのハーブウォーターの特性
ローズゼラニウムのハーブウォーターには、水を引きつける働きがあるので保湿剤として使用できます。
全ての肌質に使用できます(乾燥肌・脂性肌・敏感肌)
スキンケアでの使用だけではなく、精神的に安定させてくれる働きがあるとされています。
特に自分自身と向き合いたい時に力を発揮してくれます。
ローズゼラニウムの葉を細かくする
蒸留する植物の成分を抽出しやすいようにローズゼラニウムの葉と茎を分けていきましょう!
蒸留器の準備
蒸気が抜けないようにと不純物の混入を防ぐために、小麦粉で作った粘土で蒸留器の接続部分を塞いでいきます。
細かな葉も勿体無いのでしっかりと紡いでいきます。
植物の生命・恵みをありがたく頂戴します。
火をつけて蒸留開始です。蒸留して出てきたハーブウォーターに不純物が入らなようにビーカーにラップをかけておきます。
火を入れてから1時間ほどで、蒸留されたハーブウォーターが出てきました。お店の中全体がローズゼラニウムの香りに染まっていきます。
ハーブウォーターを試飲する
順調に抽出が行われていきます。
500ml出てきたところで、参加者全員で試飲していきます。
ハーブウォーターを飲むのは初めてだったので、緊張しました。が、なんと幸せな香りが口の中から鼻に抜けて脳内はローズゼラニウムの世界。
私の頭の中のイメージは「草原を吹き抜ける風」でした。
ローズゼラニウムの香りが一気に立ち上がり、走り抜ける「爽やかさ」を感じました。
ドミニック先生を盗撮するわたくし。
30分もしない内に次の500mlが蒸留されました。
2回目の試飲です。
2回目のハーブウォーターを口にした、ピリッとスパイスのような感じがしたと思ったら、そこから芳醇なローズゼラニウムのバラのような香りが込み上げてきました。1回目の「爽やかさ」はすっかり消えてしまい、私の頭の中には曇り空のような、何かに思いふける、少し重たいイメージを受け取りました。
こんなに変わるものかと、この時から次のハーブウォーターの試飲が楽しみで仕方ない気持ちになります。
30分ほどで3回目の500mlのハーブウォーターが蒸留されました。
3回目から「精油成分が出てきた」とお店の中はザワザワしだしました。そしてお店の中はローズゼラニウムの香りでいっぱいになり、このあたりから香り酔いしたのか頭がボーとしています。
蒸留ハイになっている気持ちを鎮めて、まず香りを楽しみます。
次にお楽しみの試飲です。
甘い→苦味→渋み、と味が変化していく「楽しい」
頭の中のイメージは「濃い赤茶色」美しいベルベットのよう。
今日最後の蒸留
そして13時40分、蒸留会が始まってから4時間が経とうとした時、最後のハーブウォーターが抽出されて今日の蒸留会は終了です。
最後のハーブウォーターは、香りは薄くなって、繊細な香りになっていました。
お味の方は、口の中に甘い香りが広がったあと、すえたような香りを残し、
香りは芳醇で一番まとまりのあった。
蒸留会の最後にドミニック先生が『これは旅だと』おっしゃていたが、
その通りだと思った。
一つの物語を読み終わったような、達成感を私は感じていました(センチメンタル)
出来上がったハーブウォーターは一週間ほど寝かすと香りが落ち着き一つの作品なります。
ローズゼラニウムの心理的な効果
否定的な気持ちの開放・感情のバランスをとる・自己との対話・リラックス など
心に働きかけてくれるので、ヨガや瞑想の時に使ってみようとおもいます。
次回の蒸留会のお知らせ
次の蒸留会は10月13日(金)レモングラスの予定です。
場所は大阪府高槻市にあるアロマフランスさんです。
アロマフランスさんのホームページ・インスタグラム等をチェックしてね!
予約困難な講座なので紹介したくない気持ちがすごくある蒸留会です!!
ドミニック先生のお人柄でしょうか、集まる方みんなあったかい人が多くて、私にとっては天国に近い場所だと思う〜ありがとう〜(涙)