明石といえば、明石焼き。
前日に「風月」のお好み焼きを食べてしまい、明石焼き欲はかき消されていました。(同じではないことは分かってはいる!)
その時の私は、とりあえずお腹が減っていた。
途中にコンビニがあるだろうとアウトレットから車を走らせた。
コンビニを探しながら、明石市立天文科学館に向かえばいいかなんて考えが甘かった。
空腹のまま天文科学館に着いてしまった。
目次
入場料
「まぁ、さらっと見て帰るだけにしよう」と
入場券 700円
駐車券 200円(2時間まで)
を購入し14階までエレベーターで上がる。
はじめのハードル、14階の展望エリア
ここで間違いを2つほど起こしているのだが、
その時の私は、空腹すぎて思考停止していたようだ。
1、全ての写真がない(空腹による無気力)
2、高所恐怖症である(気がつけば14階)
その2点でこの記事には写真がない(よろしく)
14階に上がるエレベーターの中で、私は不安に恐怖に襲われていた。
なんだろう血の気が引いていく。
これは空腹だからか?それともこの床の下が、何十メートルもの空洞で、
今私は、この乗り物に命を預けているという不安だろうか?
とりあえず14階には着いたが、
景色を楽しむ余裕もなく、なんとなく壁際に背中をピッタリとくっつけて一周し、
おばちゃん達が新幹線を探している声をバックに
降りる経路を探した。
二つ目のハードル階段は螺旋階段
階段はあったが、三半規管が耐えられず目を回すタイプの『螺旋階段』
3階まで降りるのは困難に思えたので、もう一度エレベーターに命を預けた。
さぁさぁ、3階に降り立ったぞ。
まだ不安はあるが、先ほどまでとは天地の差である。
3階「時のギャラリー」
様々な時計が展示されている。なかなか楽しい。
3階「展示室」
天文ギャラリーにて、テンションが上がる。
隕石ゾーンだ。
「正直、隕石見てもなぁ」なんて思っていた私が一番びっくりした。
隕石に磁石をつけたり離したり、顕微鏡で隕石の拡大面を見る。
はぁ、、、こんなに金属が圧縮されているなんて、どんな力が加わっているのか
こんな様々な、鉱物がぁ、、宇宙、、すごいなぁ、、(語彙力のなさよ)
30分がたった頃には、ブラックホールに見立てた
3つのスーパーボールをアリの巣状の模型の中に転がすという
展示物の前で幼稚園児とわちゃわちゃしていた。
よく分からないがボールを入れる児童と飲み込まれていくボールを
せつない気持ちで見つめるおばさん。
とつぶやいた。その時である。
プラネタリウムの上映案内のアナウンスが流れた。
入場券と一緒に渡されたチケットと交換に見れるらしい。
お腹が減った。上映時間は45分。悩ましい。
場内は暗くなり今日の空の様子を説明してくれる(見てるんかい!)
投影してくれる機械は、
カールツァイス・イエナ社製のもので、開館当時から稼働しているとの事
「稼働時間は日本一・現役最古のプラネタリウム」
これが明石市立天文科学館である。素晴らしい。
生解説を聞きながら、
南側に頭がくる席に座った私を呪った(ホテルからは西か南の空しか見えない)
ともあれ、偶然にも出来上がったこの星に生きているんだなぁと
世界は広いなぁ
諸行無常だなぁ
そんなロマンを感じていると生解説のお姉さんが噛んでしまった。
噛んでしまったことで噛んでしまう負の連鎖が起こる。
誰も気にしてないから頑張れ、落ち着け、大丈夫だ!
ハラハラする気持ちでクライマックスを迎えた時には拍手をしたい気持ちでいっぱいだった。みんなそうに違いない。
はっ!もう限界だ!
空腹を思い出し急いで食べ物を探す帰路についた。